「〇〇行きの電車は、ふつうです」ときいて、不通?普通?どちらの意味かすぐにわかりますか。
「〇〇行きの電車は、とまっています」といえばわかりやすいのに、難しい日本語を使っていると思いませんか。
やさしい日本語は、災害時に外国人へ正しく情報を伝えるための手段として考えられました。
講師の大高さんは災害対策・防災啓発事業のプロフェッショナルでありながら、日本語教育、コミュニティ通訳も担当する多文化共生マネージャーです。北海道胆振東部地震では、専門性とそれまでの災害支援経験をいかして、多文化に属する被災者の支援活動を行ってきました。それらの活動が注目を浴び、全国各地の自治体や外国人支援団体等で多数の講演をされています。
今回はやさしい日本語ができた経緯、活用事例の紹介のほか、実際にやさしい日本語に書き換えるワークを行います。やさしい日本語について外国人からのアンケートを分析することで、よりわかりやすい表現に工夫するなど、実際に使用している現場からの学びをお話しいただきます。国際交流リーダーにふさわしい視点や伝え方の工夫、考え方を理解し、参加者自身もワークを通じて身に付けることができます。
交流活動だけでなく、震災など不測の事態が発生した際に、やさしい日本語を使い、わかりやすく内容を相手に伝えることで、当事者の気持ちに寄り添った対応や配慮を実現することができるようになります。
国際交流に興味のある方、思いやりのあるコミュニケーション方法を学びたい方、新しい視点を知りたい方、どなたでもご参加いただけます。ぜひ、ご家族ご友人などお誘い合わせの上、ご参加ください。
お申込みをお待ちしています。
<主催> 一般財団法人青少年国際交流推進センター
<協力> 日本青年国際交流機構(IYEO)
<日時>
2021年4月24日(土)10:00~12:00
9:50 オンライン開場
10:00 事務連絡・講師紹介
10:05 講師による「やさしい日本語」ができた経緯や事例紹介等の講義
10:45 「やさしい日本語」の実践および共有等のワーク
11:50 まとめ
12:00 終了
<講師紹介>
大高紡希氏
(公財)札幌国際プラザ 職員
2010年から4年間チュニジアに在住、同国の革命を発端とした「アラブの春」を体験し、外国人の危機管理に興味を持つ。2014年から現職、以来災害対策・防災啓発事業を担当。その他、日本語教育、コミュニティ通訳なども担当した。多文化共生マネージャー認定。
札幌国際プラザでは外国人居住者の相談受付や、生活情報・緊急時の情報発信などもしており、普段から仕事でやさしい日本語を使用している。
※2021年2月7日に当センターが主催した「ローカルアンバサダーシリーズ第2弾 北海道胆振東部地震から学ぶ レジリエントな地域づくり」に講師としてご協力いただきました。
<会場>
オンラインセミナー(Zoom Meetingを使用)
お手持ちのPC、タブレットやスマートフォンでご参加になれます。
参加前にZoomのアプリをインストールしてご準備ください。
<募集人数> 50名先着
<参加費> 1,500円
<申込方法>
下記外部サイト(Peatix)リンクをクリックして、チケットをお申込みください。お申込みいただいた方に、4月23日(金)にオンラインセミナーで使用するZoomのURLを送付いたします。
お申込み: https://yashashinihongo.peatix.com/
申込〆切: 2021年4月23日(金)10:00
<お問合せ先>
一般財団法人青少年国際交流推進センター
担当:小田・齊藤
Email: seminar@centerye.org