イスラーム暦(ヒジュラ暦)の第9月は「ラマダーン」と呼ばれ、2022年のラマダーンは4月初旬からの約1か月間です。ラマダーンの開始日程は、新月の観測によって決定することを知っていますか?
ラマダーンと言えば、ムスリム(イスラーム教徒)の義務の一つ「断食(サウム)」を行い、「日の出から日没まで食事も水も一切口にできない」といった断食のイメージをお持ちの方も多いと思います。しかし、断食は“入り口”なだけで、実際は、 飲食や行動を慎んで、心身を浄め、自分の生きる方向を修正する、聖なる月となります。
一般財団法人青少年国際交流推進センターでは、イスラームを楽しく学び正しく理解すること、そして、多様性を受入れお互いを認め尊重しあう心を育むことを目指して、「イスラームを知ろう!」セミナーを2020年から実施しています。
今回のセミナーでは、なぜラマダーンがあるのか、どのようにイスラームの聖なる月を迎えるのか、を説きあかします。
ゲストスピーカーに、UAEアラブ首長国連邦にお住まいのハムダなおこさんをお迎えし、UAEでのご自身の生活や経験を踏まえて、ラマダーンの意義やその合理的なメカニズムについてお話します。
また、宗教法人日本ムスリム協会会長の遠藤利夫さんから、ラマダーンの意味や経緯、日本におけるラマダーンの実際についてお話します。
日本人ムスリムの話とともに、ラマダーンを、イスラームを楽しく知りましょう。「知らない」を「知る」ことで、自分の興味・関心が広がります。
国際交流に興味のある方、グローバルな視野をもちたい方、どなたでもご参加いただけます。ぜひ、ご友人などお誘い合わせの上、ご参加ください。
たくさんのお申込みをお待ちしています。
<主催> 一般財団法人青少年国際交流推進センター
<共催> 宗教法人日本ムスリム協会
<協力> 日本青年国際交流機構(IYEO)
<日時>
2022年4月10日(日)16:00~18:00
15:50 オンライン開場・現地集合
16:00 オープニング
16:10 ゲストスピーカーの話(ハムダなおこ氏)
16:55 ゲストスピーカーの話(遠藤利夫氏)
17:10 質疑応答
18:00 クロージング
※終了後、現地参加者とともに、イフタール(日中の断食を終え最初に口にする食事)体験を予定しています。
<ゲストスピーカー>
ハムダ なおこ(オンラインでUAEアラブ首長国連邦から参加します。)
日本UAE文化センター代表、作家、翻訳家、エッセイスト
学生時代は米国・メキシコに留学し、英国の科学調査探検隊オペレーションローリーに参加など、さまざまな国際交流団体に所属して活動する。
1987年 第14回「東南アジア青年の船」事業に日本参加青年として参加
1989年 早稲田大学文学部文芸科卒(卒業論文首席)
1990年 第2回「世界青年の船」事業に通訳として参加。そのときに出会ったUAE参加青年と結婚してUAEに移住。5人の子どもを育てる。
2008年~ 独力で日本UAE文化センターを創設し、地域社会に日本文化を、日本にアラブ文化を広める活動を始める。
2011年~ 東日本大震災を機に宗教法人日本ムスリム協会と協働して慈善活動を続けている。
2012年『祖母のはなし』で第8回文芸思潮エッセイ賞受賞。2013年『アラブからこんにちは』を出版。2015年『アラブからのメッセージ―私がUAEから届けた「3・11」への支援』で第3回潮アジア太平洋ノンフィクション賞を受賞。2016年『ようこそアラブへ』出版。2021年『アラブに自殺、イジメ、老後不安はない』出版。2003年『シャヒード、100の命―パレスチナで生きて死ぬこと』翻訳、2018年ドバイ首長の本を翻訳。2018年シャルジャ・世界ブックフェアに作家・翻訳家として参加。
遠藤 利夫(東京の会場から参加します。)
宗教法人日本ムスリム協会会長
1970年 拓殖大学商学部卒
1970年 サウディアラビア国立マディーナ・イスラーム大学留学(3年間)
1973年 (株)コマツに入社、在職中サウディアラビア・ジェッダ市に6年間駐在
2009年 (株)コマツを定年退職
2004~2012 年 拓殖大学イスラーム研究所シャリーア専門委員会委員
2012年 拓殖大学イスラーム研究所客員教授
2014・2015年度 農林水産省 輸出戦略実行委員会ハラール部会委員
<モデレーター>
所司 圭穂理(東京の会場から参加します。)
内閣府主催の青年国際交流事業に、2001年「世界青年の船」事業日本参加青年、2014年「国際青年育成交流」事業(ドミニカ共和国派遣団)副団長、2017年「東南アジア青年の船」事業日本ナショナル・リーダーとして参加。
大学卒業後、トルコで日本語教師アシスタントとしてイスタンブールに一時期滞在。通訳案内士として日本の魅力を発信していたので、ポストコロナのインバウンドの再来を心待ちにしている。
<参加費> 1,500円
<募集人数・申込締切・会場>
オンライン参加: 100名
2022年4月10日(日)14:00締め切り(募集人数に達し次第締め切ります。)
Zoom Meetingを使用(お手持ちのPC、タブレットやスマートフォンでご参加になれます。参加前にZoomのアプリをインストールしてご準備ください。事前に、お使いのZoomのアプリを最新版にしておくことをお勧めします。)
現地参加: 15名
2022年3月27日(日)17:00締め切り(募集人数に達し次第締め切ります。)
日本ムスリム協会日本イスラーム文化交流会館(最寄り駅:五反田駅)
※ 現地参加の方は、3月27日から毎日検温をしてください。詳細は、以下の<参加に当たって>をよくお読みください。
<申込方法>
こちらの外部サイト(Peatix)をクリックして、チケットをお申込みください。
https://iseminar202204.peatix.com/
<参加にあたって>
※ 本セミナーは多様な価値観を学ぶためのもので、特定の宗教を推奨するものではありません。
※ オンライン参加で使用するZoomのURLは、お申込み後の画面から確認いただけます。
※ こちらをクリックして、(一財)青少年国際交流推進センターが提供するオンライン事業参加にあたっての注意事項をご確認ください。
※ 現地参加の方には、以下をお願いしますので、よくお読みください。
①当日はマスクを装着してください。マスクは各自持参してください。
②開催まで14日間の体温・体調チェックシート(お申込みの方にお送りします。)を主催者に提出してください。
③新型コロナウイルス感染症ワクチンの2回接種がわかる客観的な書類、又は、開催前72時間以内のPCR検査における陰性証明書を主催者に提示できるようにしてください。(PCR検査は唾液、鼻腔どちらも有効ですが、抗原検査は無効です。)
④37.5℃以上の発熱や咳など新型コロナウイルス感染症が疑われる症状が確認された場合は速やかに医療機関を受診し、受診後に事務局まで連絡してください。
⑤以下のいずれかに当てはまる場合は、オンライン参加への変更をお願いしますので、ご了承ください。
・開催日7日以内に新型コロナウイルス感染症陽性者との接触があった人
・海外に滞在歴があり、開催日前日までに自宅等待機期間が終了していない人
・開催日14日以内の体温・体調チェックシートを当日持参・提出できない人
・新型コロナウイルス感染症ワクチンの2回接種がわかる客観的な書類、又は、開催前72時間以内のPCR検査における陰性証明書を当日提示できない人
※ 過去のセミナーの開催報告は以下リンクからご覧ください。
◆第1回:イスラーム教を学ぼう!<入門編>(2020年11月1日開催)
◆第2回:イスラームを知ろう!~日本人ムスリムの生活をのぞいてみよう~(2020年12月20日開催)
◆第3回:イスラームを知ろう!「ハラールフードってなに? 〜専門家に聞くムスリムの食事とおもてなし〜」(2021年3月28日開催)
◆第4回:イスラームを知ろう!~ハラールフード料理教室(カプサ)~【オンライン】(2021年9月26日開催)
◆第5回:イスラームを知ろう!~ハラールフード料理教室(マクルーバ)~【オンライン&現地(東京都)】(2021年11月23日開催)
◆第6回:イスラームを知ろう!~日本人ムスリマが見つけた、心豊かな中東イスラーム社会の暮らし方~(2022年1月30日開催)
◆第7回:イスラームを知ろう!~ハラールフード料理教室(シシバラク、バクラワ)~【オンライン】(2022年2月23日開催)
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問合せ先:一般財団法人青少年国際交流推進センター
TEL 03-3249-0767
Email i.seminar@centerye.org