
一般財団法人青少年国際交流推進センターは、イスラームへの理解を深め、より身近に感じられることを目的に「イスラームを知ろう!」と題するセミナーやUAE、トルコでのモニターツアー/スタディツアーを実施してきました。
2026年より、イスラーム文化の理解・探究を更に進めるために、「ディスカバー・イスラーム」に名称変更しました。
今回の「ディスカバー・イスラーム」では、日本イスラム文化センター / マスジド大塚事務局長のクレイシ・ハールーン氏をお迎えし、マスジド大塚がこれまで行ってきた活動や地域に根付くまでの歴史、苦労や今後の展望についてお話いただいたことに加え、マスジド大塚見学や炊き出し支援用のお弁当詰め作業ボランティアを実施しました。
当日スケジュール
13:00 現地集合
13:05 オープニング
13:10 日本イスラーム文化センター クレイシ・ハールーン事務局長の話(質疑応答含む)
14:15 モスク見学と炊き出し支援についての説明、ボランティアの方と一緒にお弁当詰め作業を実施
ムスリマの勉強会参加(女性参加者のみ)
15:00 ボランティアの方とのビリヤニの試食、交流
15:45 日本イスラーム文化センター 中村和義(総務担当)の話(質疑応答含む)
16:30 夕方礼拝の見学
17:00 クロージング
セミナー前半では、インターナショナル イスラーミーヤ スクール大塚にて、クレイシ・ハールーン氏から、日本のイスラームについて、そしてマスジド大塚及び日本イスラーム文化センターの活動についてご紹介いただきまました。冒頭、イスラームの概念についてお話いただき、人間は誰もが平等であるという宗教観について学びました。

クレイシ氏の説明を聞く参加者
次に、日本におけるイスラームの歴史についてお話いただきました。現在、日本のムスリムは約50万人いると言われています。ムスリムの増加に伴い、一昔前は限られた場所にしかなかったモスクも、今では国内に約260ものモスクがあるそうです。マスジド大塚周辺でも多くのムスリムの方を見かけるようになったと言います。
その他、マスジド大塚で行っている孤児の支援やフードチケットの配布、炊き出し支援の活動等、地域に根差した様々な活動について紹介いただきました。多様な活動を行っていることを知った参加者から、「どうしてこのような様々な活動ができるのか」「活動の資金はどこから集めるのか」といった質問もあがりました。クレイシ氏は、「できることから活動を始めており、全て寄付金などから行われている」と、活動開始の背景から丁寧にご説明いただきました。
セミナーの後、マスジド大塚へ移動し、マスジド大塚のモスクについての説明と、ホームレス支援のために毎月行っている炊き出し支援のお手伝いとしてビリヤニのお弁当詰め作業を行いました。当日は、大学の学生がボランティアとして一緒に炊き出し支援の活動に参加し、参加者同士での交流を深めながら、600個近いお弁当を詰めました。

お弁当詰めをする参加者
また、ムスリマ(イスラーム教を信仰する女性)の間で月2回開催されている勉強会の見学もしました。クルアーンを読みながら、日常の生活でよく見る事例と照らし合わせながら、アッラーの教えについて学びを深めました。
お弁当詰め作業終了後に、日本イスラーム文化センター総務の中村氏より、イスラームの意味などについてお話いただきました。「イスラーム」と聞くと、豚肉を食べない、お酒を飲まないなどのイメージが先行しがちですが、「イスラーム」の意味は「身をゆだねる、従う、平安にさせる」という語から派生した言葉だそう。
参加者の皆さんは、興味深そうにイスラームの概念について話を聞いていました。

中村氏より、イスラーム教に関する説明を聞く
最後に、夕方の礼拝の時間に、アザーンという、お祈りを知らせる音を聞き、実際にお祈りする様子も男女分かれて見学をしました。
今回のセミナーを通して、イスラームの歴史や文化を学べたとともに、礼拝や勉強会の様子を見学したことで、ムスリムの生活を垣間見ることができました。

参加者と炊き出しボランティアのみなさんとの集合写真
<当日の参加者の声(参加者アンケートより抜粋)>
- 国内外の支援団体とのつながりの広さを知れたこと、モスクに通っている方々の姿を見れたり、お話を聞けたりしたことで、ムスリムの方々の考え方に少しでも触れられました。
- イスラームに怖いイメージこそ持っていないものの、やはり価値観の違いは感じるだろうなと思っていたのですが、親切な方が多く親しみを覚えるまでになりました!
- 近隣地域の方々との交流、毎月行われている池袋での弁当配布、また日本各地でおこった災害時の支援活動などを、世の中にもっと知ってほしいと思いました。
- イスラムについて知る機会が限られているので、今後を日本で生きるためにも必要な時間だと思いました。
- 今回のセミナーに参加して、イスラム教の喜捨について知ることができ、マスジド大塚が様々は寄付やボランティアをされていることに感銘を受けました。
主催:一般財団法人青少年国際交流推進センター
共催:日本イスラーム文化センター / マスジド大塚
協力:日本青年国際交流機構(IYEO)
※ 過去のセミナーの開催報告は以下リンクからご覧ください。
https://centerye.org/news/iseminar/
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問合せ先:一般財団法人青少年国際交流推進センター
TEL 03-3249-0767
Email i.seminar@centerye.org


